アダルトチルドレンでお悩みの方の中でも
自分の親は別に毒親ではなかった
普通に幸せだったし、愛されていた感覚があるとおっしゃる方もいます。
それでも自分を好きになれなかったり
自分は受け入れてもらえないんじゃないか
いつかは裏切られるんじゃないかと
疑いや不安の中で生きづらさを抱えてしまうのはなぜなのでしょう。
一つはご両親との関係性の中で
日常的に起こる嫌な体験がトラウマとなり、
自分の心を守るために、その辛い記憶を
無かったことにしてしまうことがあります。
そしてもうひとつは、ごく普通の家庭で
愛された、大切にされたといった
ポジティブな感覚もあるけれど
一方で
ありのままの自分でいられなかった
拒絶されたと感じる体験をした
強烈な不安を感じる体験をした
というネガティブな体験も持ち合わせている場合です。
例えば両親がよくケンカをしていた場合、
母も父も自分を可愛がってくれたし、
大切にされていた実感はあるものの
父と母が大きな声で罵りあったり
その場の勢いで
「離婚」といったワードが飛び交うたびに
それを聞いた時、
強烈な不安を何度も体験したかもしれません。
(離婚を否定しているわけではありません)
泣いている母親を心配して声をかけたら
「今はちょっと独りにして」とか
「あっちに行ってなさい」と言われた時
「拒絶された」と強くショックを受けたかもしれません。
喧嘩のほとぼりが冷めるまでと
親のどちらかが家を出て
しばらく帰ってこなかった。
大人になった私達からすると
何だかあり得る話ですよね。
でも、「小さかった自分」からすると
大きな不安や拒絶を感じ
自分という存在への信頼や価値が
根底から揺らいでしまうようなことだったりします。
そして、このように
知らず知らずのうちに自分への価値や信頼が
揺らいでしまうきっかけとなる出来事は
無数に存在しますよね。
どのような体験からこのような刷り込みが
起きてしまったのかは人それぞれですが
これらの感情は消えることなく
深い部分に刻まれていて
今現在も事あるごとに顔を出し
満たされなかった穴を埋めたいと
自分に揺るぎない価値や信頼の感覚を得たいと
無意識に働いてしまうのです。
しかし本来、これは
人や状況から得られるものではないため
求めれば求めるほど
価値を得ようと頑張れば頑張るほど
逆の方向へと生きづらさへと発展してしまいます。
ではどうしたら良いのでしょう。
それは他でもない自分の内側に拠り所を持つことなのです。
それは
あなたが「何かを達成して素晴らしいから」といった
外側のものは一切関係のないものです。
それが本当の自己信頼です。
それを育んでいかないことには
何を得ても、疑い、がっかりし
いつまで経っても自分を好きになれない感覚に
苛まれてしまいます。
それは、ご両親との間で満たされなかった何かを
ご両親から取り戻さずとも、
ご自身の中で育み、ちゃんと取り戻していけるものなのです。
それによって今抱えている生きづらさは
手放れていけるのです。
ワタシカラ幸せが始まるカウンセリングでは
自分の内側に揺るぎない安心感、信頼感を
育むことで、本来の幸せな人間関係が築けるよう
サポートさせていただいております。