アダルトチルドレンの特徴を持つ人の幼少期

「三つ子の魂百まで」と言われるように

幼少期にその人の今後の人生の基盤となる
人格形成はほぼ出来上がるとされています。

それは、6歳までの間に脳の構造がほぼ完成し
この時期までに身近な人との関係性や体験した記憶は
脳の深い部分に保存されるためと言われています。

その身近な人達との関わりから
自分や周囲に対してのイメージや
考え方の根っこになる部分が出来上がるのです。

その時期に周囲から受けた反応や、やりとりから
自分が「どういう人間なのか」という判断
他者に対しての信頼感だったり、不信感といったものも出てきます。

この時、親をはじめとする周囲から
嬉しい、楽しい、喜びといったポジティブな感情も受けます

子どもを育てる過程で親は、その子が生きていくため
社会性を身につけるため、

様々な行動を禁じたり、制限するようなかたちになります。

例えば
「椅子に座って食べなさい」
「危ないから触っちゃダメ」
「そっちに行っちゃダメ」といったものであっても

まだ物心つかない子供にしてみれば
親のその静止しようとする声や顔の様子から

「自分が悪いことをした、ダメだから怒られた」
というネガティブな認識で取り込まれてしまうことがあるのです。

もちろん、このようなネガティブなものばかりではなく、
ポジティブなものもたくさんあります。

とはいえ、
このような日常のやりとりからでさえ
「自分はダメだ」という信念が
入り込んでしまうということになります。

更にアダルトチルドレンで苦しむことになる方の幼少期のご家庭では

親が感情的に子どもを怒鳴りつけたり
しつけと言って体罰を与えたり
精神面で成熟していない親が子どもを放ったらかしにしていたり
親の気分によって態度や言うことが変わったり
心配して親が何でも先回りしてお膳立てして
 子どもが自分でやる機会や選ぶ機会を奪ってしまっていたり

ということが起きていることが多いのです。

また、親御さんがご自身の子育てを振り返った時に
普通に育てていたつもりではあるけれど
上の例に当てはまる状況もたくさんあったが大丈夫かと
心配になるかもしれません。

よっぽど親の育て方に疑問や反発心を抱かない限り
自身も自然と親がしてきたように我が子を育てていくことになります。
ですから、親もその親からそのように育てられていて
世代間連鎖が起きている可能性は大きいのです。

つまり実は親御さんも
アダルトチルドレンの生きづらさ抱えているという現状が往々にしてあります。

少し時代が違うだけで、子育ての価値観も変わっていくものですが
子育てについて学ぶ機会もなく
子どもを授かった瞬間から
手探りの中で子育てをしていくわけです。

とはいえ
幼少期の子どもにとって、親は絶大な存在であり
親の精神面で起きていることを知る術もありませんから

ストレートに解釈してしまい
「自分がダメだからだ」
「自分は愛されてないんだ」

という認識がより多く刻まれてしまうことになりかねません。

これらによって
自分に対する不安定さを生み
信頼感を育むことを阻害してしまい
また、他者に対しても不信感を抱きやすくなる原因となってしまうのです。

場合によっては、ストレスホルモン値にまで影響を及ぼし
他の人と比べてストレスに敏感になり
不安への耐性も弱くなってしまうこともあります。

そのため、大人になっても
人間関係で不自由な思いを抱えたり
不安やイライラ、焦りに苛まれていたり
生きづらさは増していく一方となってしまいます。

幼少期に自分に取り入れた信念をもとに
無意識のうちに出来事を見たり、自動的な判断が起こるため
悪循環の中にいる状態になってしまうのです。

しかし、アダルトチルドレンによる生きづらさは
克服していくことができます。

普段、目の前の出来事に対して感じていること、
起きる出来事のパターン等から
あなたが無意識に取り入れていった
不快を生む信念や観念が見えてきます。

その信念、観念はあなたに
悲しみ、怒り、不安といったネガティブな感情をもたらす原因となっています。

その感じたくない感情を
回避したり、処理するため
自分を守るための行動を起こすことになりますが

皮肉なことに、それらによって本来の自分から
更に遠ざかり、生きづらさへと繋がってしまっています。

なぜその行動になっているのか。
それによってあなたは何を守りたいのか。

それにはちゃんと理由があります。

それらを丁寧に観ていってあげることで
まずは、無意識下で発動していたものを
意識上にあげることで、ご自身で扱えるものにしていきましょう。

そして、不快な信念の裏側には

本来あなたが大切にしたかったもの

本当に得たかったものも見えてきます。

それはどこからか取り繕うものではなく
あなたの中で育んでいけるものなのです。

本来の望む状態へと戻っていくためには
そちらにフォーカスしていくことが大切になります。

ワタシカラ幸せが始まるカウンセリングでは
幼少期に受けてしまった体験によって
自分に取り込まれた不快な信念や観念から発生する
生きづらさに繋がる行動を解除
幸せに繋がる信念に書き換えていくことで

アダルトチルドレンの生きづらさを
克服していくためのカウンセリングを行っております。

お試しカウンセリングも行っていますのでお気軽にご相談ください。