自己肯定感を高める前の○○

「自己肯定感を高めよう!」って、よく聞きませんか?

自己肯定感は人生をより良く生きる上で大切な感覚ですよね。

しかしアダルトチルドレンの方が自己肯定を上げようとするときに陥りやすい罠について。

それから、自己肯定感は高めるものではなく、自然に高まってしまうもの

そんなお話しをしたいと思います。

「考え方はいつもポジティブに!」
「人に愛想よく笑顔で明るく接する!」

それが社会で生きていくのに良いことだし、自己肯定感を高めてくれると思って、いつしか私はそれをスローガンのように心がけ始めた時がありました。

それをしている方が自分も気分がいいし、相手だって笑顔で返してくれる確率が高くなる。

でも「そんな私」で接したのにも関わらず、そっけない感じ、無愛想、感じ悪く返してくる人もいました。

そんな時私は心の中で「え?こっちは感じよくしてるのに、そういう態度するんだ…」といちいち気分を悪くしていました。

「〇〇してあげたのに〇〇してくれない」といった感覚になるんですよね。

自分がそう思っているから、人にもそんなふうに思わせないように、そしてそんなふうに思われないように、いつも「できる限りいい人であらねば!」と思いながら言動してしまう。

挨拶だけに限らず「言われたらつい請け負ってしまう」「ツラくてもつい平気なフリ」をする。

そんな風にエスカレートしていくと、気づかないうちに自分にどんどん無理をさせてしまうことがあります。こんなに良くしたのだから、頑張ったのだからと相手の良い反応を知らぬ間に期待してしまうのも無理はないでしょう。とはいえ、相手から返ってくる反応が思うようでなくて落ち込んでしまったり、イラッとしてしまったり…。

特にアダルトチルドレンの方の傾向のひとつに期待に応えようと自分を犠牲にしてまで頑張ってしまうというものがあります。

これでは苦しくなってしまいますよね?

じゃあどうすればいいか。

自己肯定の前に「自己受容してください。」

これは私が昔、言われた言葉です 笑

私は知らず知らずのうちに相手の期待に応えようと頑張る癖がついていました。

これだけ聞けば良い事のようですが、裏を返せば期待に応えられない自分をダメとしていたのです。

「どんな自分も受け入れる。」

「ダメな自分も受け入れる。」

「できない自分も受け入れる。」

でもこのネガティブな面を受け入れるってなかなか簡単にできる事ではないんですよね。

なぜなら、生きてきた中で、「〇〇じゃないと〇〇される」「〇〇できないと〇〇になれない」が私達の中には染み込んでますから、「そんなんじゃ、上手くいかないよ!」「大変なことになるよ!」という声が頭に響いてきます。

特にアダルトチルドレンの方はこれまでもその頭の声に従ってきていて、自分を何とかつき動かすことが当たり前だと思っています。ありのままの自分を否定し続けたまま頑張らせ、自分を歪ませ、生きづらくしてしまいます。

でも、このようにして頑張って作り上げた自己肯定感はとても脆いのです。

上がっている間はいいけれど、何かの出来事や状況によって下がったと感じた時、それを受け入れられないので自分を責めて頑張らせようとしたり、もう疲れた…とポキッと心が折れてしまう。

でも、条件付きではなく「ありのままの自分」を受け入れられたなら、それは揺るぎない安心感の中に身を委ねているような感覚になります。

自分を受け入れている状態から繰り出される行動は地に足がついているし、血が通っている感じがあります。それでいて軽やか。

その状態では、自己肯定を上げようと意識しなくても、すでに上がっている状態に自動的になるのです。

《ワタシカラ幸せが始まるカウンセリング》では、ありのままの自分を受容していくことをまず何よりも大切にしていきます。

でも、どんな自分も受け入れるなんて難しいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、ありのままの自分とは、先ほど述べたような「○○できない自分」というものではありません。心地よい状態の自分でいることを受け入れることです。

私が提供させていただいているカウンセリングでは、数秘によって、「得意」「価値観」「心が喜ぶこと」「可能性」などのあなただけの生まれ持った特性を鑑ることができます。

※数秘→生年月日、名前から分かる、本来の自分の特性を知るためのものです。

本来の自分の特性を知ることは自分の心地よい状態へと辿り着く近道となります。

ありのままの自然体の自分で人生を楽しみませんか?

そのための揺るぎない土台作りを一緒にしていきましょう♪